「型破り」すら、
型にできる仕事。
あらゆる場面を考えて先手を打つ。それが、監督として私が大切にしていることです。でも、人によってやり方は全く違います。一見大雑把なのにすべて丸く収まる人もいれば、リーダーシップでぐいぐい現場を引っ張る監督もいる。若い人にも自分だけのやり方を見つけてほしいですね。だって型にはまった仕事だけじゃつまらないと思いませんか?だからこそ、若手社員にはなるべく早くから現場を任せるようにしています。大変なことも多いですが、そこで得られる経験の濃さは、乗り越えた人にしかわかりません。これから入社する皆さんは大いに型破りな仕事をしてください。壁にぶつかっても、たとえトラブルが起きても、絶対に先輩が助けます。なんだかんだ、面倒見のいい社員が多い会社ですから。
未来の話なんて、
絵空事じゃないですか?
最近、よく雑誌やネットで将来の建設業界の話を目にします。でも、未来のことなんてわからないんじゃないか、というのが私の本音です。どんな現場でも多くの人が関わり合って仕事をしています。もちろん、その中には相性や好き嫌いもある。それをすべて飛び越えて、全部自動化するのは難しいと思います。誰にもわからない先のことを考える前に、目の前にある仕事を見るべきじゃないでしょうか。例えば、資材を運ぶのに3人必要だったところを、リフトを使えば1人で済ませられる。そういう工夫を積み重ねると、時間が生まれて、また新しいことができる。10年後の話なんて言われると絵空事だと思ってしまいますが、未来は意外と身近なところから始まっているのかもしれません。